2010年9/5:宮崎県運動公園室内プールでの潜水練習スタート
サポートダイバー(敬称略)
川野幸一、土屋貴代、上畠節子、吉田智一
4人とも障害者ダイビングでは積極的に参加して頂いているメンバーです。
水中ビデオ撮影:吉田 智一
ウエットスーツに着替えて準備OK!
みおちゃん、すみれちゃんの水中呼吸の練習:NHK宮崎放送局の石井ディレクターが取材
まず、プール際で水中マスクを装着・・次に水面でBCD着用。
水中呼吸器(レギュレーター)を咥えて、ゆっくり、うつ伏せにさせ水面に顔を浸けます。
最初の水面呼吸は、1~2秒。初めての水中呼吸だから慎重に行います。
次は4~5秒・・。顔を水面に付けて呼吸を少しずつ慣れさせながら長くしていきます。
水中呼吸も、繰り返し練習するに連れて、少しずつ慣れてきました、
でもまだ、唇を緩めてマウスピースが外れそうになる事もあります。
3時間近い練習でようやく2分の水中呼吸ができるようになりました。
9/17:2回目、9/20:3回目のプールで潜水練習
すみれちゃん、みおちゃんも脊髄小脳変性症の症状で噛む力が弱いので、
水中でマウスピースが外れそうになります。
9/20:プール練習3日目・・13:00~17:00
この日のサポーターは、
前回に続き植松さんと友人の土肥さん(教職)は初参加。
UMK上村さんサポーター兼ビデオ撮影として2回目の参加
吉田智一(吉田Jr)も2回目の参加
3日目の練習で少し慣れてきたのか、水中呼吸時間が3~5分と長くなった。
さらに自分で呼吸器のマウスピースを咥えるようになった。
目標の10分潜水までもう少し・・
10月11日:体験ダイビング決行
ポイント:串間市市木夫婦浦ビーチ
2007年から県・市など各担当部署に夫婦浦湾ビーチのバリアフリー整備要望していますが前に進みません
障害があっても気軽に海に来れるバリアフリーのビーチが宮崎に1ヵ所でもあったら良いのにね~
9:00:SeaQueen南郷ダイブセンター集合
確認ミーティング:安全第一で行うことを徹底する事を全員で確認。全員のダイビング器材のチェックなど
10:30頃いよいよ海へ夫婦浦ビーチ
サポートダイバーを2班に分けてそれぞれサポート。ゆっくりとビーチ波打ち際まで行き海に入った。
プールと違い、ビーチに寄せる波にもまれながらBCD海面装着
別班がすみれちゃんに水中呼吸器を咥えさせるとしょっぱいと言いながら呼吸器を外すのが見えた。・・・危ない
みおちゃんはスムーズ。
すみれちゃんを見ると「しょっぱい!」と言いながらイヤイヤ表現。
危険と判断し体験ダイビングを一旦中止にして、全員ビーチに上がらせた。
うまくいかない
ビーチからの入海は、砂に脚を取られ、少しの波でもあおられてしまうんです
抱きかかえていたみおちゃんを海中に落としてしまいそうになりました。
頭を冷やしながら無理だと判断し、場所を変えてボートに切り替えることにした。
再度打ち合わせし急きょボートの体験ダイビングに変更しました。
砂まみれになったダイビング器材などの撤収作業。全員の安全を確認しSeaQueenダイブセンターに帰った。
13:00頃・・
しばしの休憩を取り、ボートでの体験ダイビングの準備。シークイーン号のほかに1隻雇用した。
2隻の船に分乗し岩礁に囲まれた静かな南郷町腕島ポイントに向かう。
このポイントは、サンゴや熱帯魚も見られ、岩礁に囲まれて波も静か
UMKテレビ宮崎の取材クルーも乗船し撮影
プールでの練習3日間と4日目に海
少し苦労しましたが、サポーターの協力で無事にダイビング体験を完了することができましたが
障がい者ダイビングの難しさを、感じた日々でした。
宮崎日日新聞社に取材して頂きました。
UMKテレビ宮崎のテレビ取材(川野ディレクター、西田カメラマン、音声さん)
11月中旬以降、土曜お昼の「じゃが天」で放送されました
参加サポートダイバー
川野幸一さん(3日間のサポート)
上村明博さん(3日間のサポート)
吉田智一(息子)
串間市本城の植松さん(2日間サポート)
日南市油津の土肥さん
宮崎市の土屋貴代さん
宮崎市の上畠節子さん
宮崎市の東郷慎一さん
今回は総数11名のサポーターが参加、、延べ日数4日間、延べ人数21名でした。
姉妹のダイビング練習の様子や、海でのダイビングは、下記YouTubeでご覧になれます。
他の海の生き物の動画もありますので、少し検索してご覧ください
バリアフリー整備に向けての取り組みは、地元宮崎日々新聞でも取り上げて
応援して頂いていますが、港湾、土木事務所など行政の理解を得ることはまだまだ
努力が足りないのか??壁にぶつかっています。
みやざきハンディキャップダイビング協会
連絡先は、SeaQueen南郷ダイブセンターTEL0987-64-2088へどうぞ。